「ボコボコッ!」キッチンの排水口から変な音が…現場監督35年のプロが教える原因とスッキリ解決ワザ

住宅

「キッチンで流した水が、なんだかスムーズに流れていかないなぁ…」
「排水口の奥から『ボコボコボコッ!』って変な音が聞こえる。これって故障?」

毎日使う大切なキッチンだからこそ、足元から怪しい音が聞こえてくると、「いつか水がドバーッとあふれてくるんじゃ…」とハラハラしてしまいますよね。

こんにちは!大工さんたちと一緒に数々の家を作ってきた「現場監督(げんばかんとく)」を35年、その後お家の修理や点検をする「お医者さん」を5年、合わせて40年も家のお仕事をしてきたプロです!

キッチンやお風呂などの水回りから聞こえる「ボコボコ」という音、実はこれ、メンテナンスの現場ではしょっちゅう出会うお悩みです。
まず、不安になっているあなたに、この音の「本当の正体」を教えますね。

このボコボコ音は、配管(はいかん)の中で「空気の流れが悪くなっているよ!」というお家からのサインなんです。

「水が詰まりかけているのに、空気の音なの?」と不思議に思いますよね。
今回は、お家の裏側を熟知する私が、ボコボコ音が鳴るおもしろい仕組みと、お家で今すぐできるスッキリ解決方法を、小学生でも一瞬でわかるくらい優しく教えます!


1. なぜボコボコ鳴る?原因は「ストロー」でイメージしてみよう!

キッチンのストレーナー(ゴミ受け)を外した奥にある排水管は、ただ水が流れるだけでなく、水と空気が一緒にバランスよく流れるように作られています。

ここで、1本のストローを思い浮かべてみてください。
ジュースを飲むときは静かですが、ストローの先を指で半分くらい「優しくつぶして」息を吹くと、空気がスムーズに通れなくなって「ブブブッ」とか「ボコボコッ」という音が鳴りますよね。キッチンの下でも、これと全く同じことが起きています!

毎日お料理をしていると、目に見えない「油汚れ」や「食べかす」「洗剤の残りカス」が、排水管の内側に少しずつこびりついていきます。
特に油汚れは、冷えるとカチカチに固まる性質(せいしつ)があるので、配管のトンネルをどんどん狭くしてしまうのです。

トンネルが狭くなると、水が流れるときに中の空気がうまく逃げられなくなり、水を押しのけて「ボコボコボコッ!」と空気が苦しそうに通り抜ける音が響くわけです。
つまり、水が完全に詰まってしまう一歩手前の、お家からの大事な黄色信号(サイン)なんですね。


2. 【お家でできる】ボコボコ音をスッキリ消し去る2つの簡単お掃除

「油が固まっているなら、どうすればいいの?」
完全に水が流れなくなって大パニックになる前に、お家でできるプロ直伝の簡単ワザを2つ試してみましょう!

① 魔法の温度!「50℃〜60℃のお湯」を一気に流す

油汚れを溶かすには、お湯を流すのが一番です!ただし、ここで大ベテランから絶対に守ってほしい注意点があります。

グラグラに沸騰(ふっとう)した熱湯(100℃)は、絶対に流さないでください!
キッチンの排水管(塩ビ管)は熱に弱いため、熱湯を流すと管がグニャリと曲がったり、お湯が漏れて床下が水浸しになったりします。私はそんな現場を何度も見てきました。

一番いいのは「50℃〜60℃(お風呂より少し熱いくらい)のお湯」です。
シンクに洗い桶(おけ)などをおき、お湯をたっぷり溜めます。そして、排水口のフタを外して、溜まったお湯を一気にドバーッと流し込んでください。水圧とお湯の熱で、こびりついた油が驚くほどツルンと溶けて流れていきますよ!

② 市販の「液体パイプクリーナー」を正しく使う

ドラッグストアに売っている「パイプフィニッシュ」などの液体クリーナーも効果抜群です。
ポイントは、「ボコボコ音が鳴り始めたら、ケチらずたっぷりボトル半分くらい使うこと」、そして「説明書に書かれている時間をしっかり守ること」です。放置しすぎると、溶けた汚れが奥でまた固まって逆効果になるので注意しましょう。


3. それでも直らない場合は?プロを頼ろう!

「お湯を流しても、クリーナーを使っても、まだボコボコ鳴っている…」
その場合は、かなり奥の方で頑固(がんこ)に油や汚れが固まっているか、お家の外にある「排水桝(はいすいます・お庭にある丸いフタ)」が泥やゴミで溢れそうになっている可能性があります。

ここまでくると、無理に自分でワイヤーなどを突っ込むと配管を突き破ってしまう危険があるので、お家のお医者さん(専門の水道業者さん)にお願いするタイミングです。

水回りのトラブルは、ネットで適当に探すと「高額な料金を請求された!」というトラブルがとても多いジャンルです。必ず、信頼できる大手の見積もり比較サービスなどを通して、ちゃんとした資格を持った優良業者さんに診てもらってくださいね。


まとめ:ボコボコ音はお家からのSOS!早めの対策を

キッチンの「ボコボコ」音は、完全に詰まってしまう前のSOSサインです。
音に気づいたら、早めに対策を立てることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

「最近、油ものをよく流しちゃっていたな」「そういえば長いことパイプ掃除をしていないな」と思ったら、ぜひ今日ご紹介した「50℃〜60℃のお湯ドバーッ!」を試してみてくださいね。

もし、「水が本格的に逆流してきた!」「お庭の排水のフタからも水が溢れている!」という緊急事態のときは、迷わずプロの力を借りて、スッキリ安心な暮らしを取り戻しましょう。現場からは以上です!

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