注文住宅で住んでから後悔した40の失敗例|4話 廊下が広すぎて後悔

副業

④ 廊下が広すぎて後悔!「もったいない空間」が毎日の暮らしを圧迫した

【失敗例】

「展示場で見た広い廊下に憧れて、そのまま取り入れました。でも、実際に住んでみると『この広さ、本当に必要だったのかな…』と感じています。」

このような声は決して珍しくありません。

廊下を広く設計すると、開放感や高級感が生まれます。しかし、その分だけリビングや収納、子ども部屋など、本来長い時間を過ごす居住スペースが狭くなってしまいます。

例えば、あと半畳リビングが広ければ大きなソファを置けた、収納を増やせた、ダイニングテーブルの周りに余裕ができたというケースもあります。

完成後に「この廊下を少し狭くしてリビングを広げたい」と思っても、大掛かりなリフォームが必要になるため、簡単には変更できません。

【なぜ後悔するのか?(原因)】

後悔する一番の原因は、「廊下の広さ」と「暮らしやすさ」が比例すると考えてしまうことです。

住宅展示場やモデルハウスは建物全体が広く設計されているため、ゆとりのある廊下でも違和感がありません。

しかし、一般的な住宅では限られた延床面積の中で部屋や収納を配置するため、廊下を広くすると、そのしわ寄せが居住スペースに及びます。

また、廊下は基本的に「通るための空間」です。

リビングや寝室のように長時間過ごす場所ではないため、必要以上に面積を使うと、家全体の使い勝手が低下してしまうことがあります。

【防ぐ方法(現場監督40年のアドバイス)】

私が打ち合わせでよくお伝えしているのは、「廊下にも役割を持たせる」という考え方です。

例えば、単に通路として広くするのではなく、本棚や飾り棚、ファミリーライブラリー、収納スペースを設けることで、廊下も有効活用できます。

一方で、特別な用途がない場合は、必要以上に広くするよりも、その分の面積をリビングや収納に充てたほうが、日々の満足度は高くなることが多いでしょう。

また、車いすの利用や将来のバリアフリーを考えている場合は、通路幅を確保することも重要です。

つまり、「広い廊下が正解」「狭い廊下が正解」ではなく、ご家族のライフスタイルや将来設計に合わせて適切な広さを決めることが大切なのです。

図面を見るときは、「この廊下の1㎡をリビングに使ったら、暮らしはもっと快適になるだろうか?」という視点で考えてみてください。

【打ち合わせ前チェックリスト】

□ 廊下の広さに明確な目的がある

□ リビングや収納を優先した間取りになっている

□ 廊下を収納や本棚など有効活用できる計画がある

□ 将来のバリアフリーも考慮した通路幅になっている

【現場監督40年のひと言】

私は完成後のお客様から、「あと少しリビングが広ければ…」「収納をもう一つ作れば良かった…」という声を数え切れないほど聞いてきました。

その一方で、「廊下をもっと広くしておけば良かった」という相談はほとんどありません。

もちろん、二世帯住宅やバリアフリー住宅では広い廊下が必要になることもあります。

しかし、多くのご家庭では、限られた面積をどこに使うかが暮らしやすさを左右します。

家づくりでは、見た目の印象だけでなく、「家族が毎日どこで長く過ごすのか」を基準に考えることが、後悔しない間取りへの第一歩です。

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